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開発メモ

Claude Code のスケジュールタスクが、スキル側を編集しても反映されない(プロンプトのスナップショット)

2026-08-06

定期実行しているタスクの中身を変えたくて、そのタスクが読んでいるスキルのファイル(SKILL.md)を編集しました。

次の実行に、反映されませんでした。

編集は保存されている。ファイルを開けば新しい内容になっている。それでも、スケジュール実行は古い動きのままでした。

症状

  • SKILL.md を編集して保存した
  • ファイルを読み直すと、確かに変わっている
  • しかしスケジュール実行の結果は、編集前の内容のまま
  • エラーは出ない。黙って古い挙動をする

エラーが出ないのが厄介なところです。「反映されたつもり」で数日運用してしまいます。

原因: タスク側がプロンプトを保持している

観測した範囲では、スケジュールタスクは作成した時点のプロンプトを保持していました。実行時に毎回ファイルを読み直すのではなく、登録時の内容が別に保存されているという挙動です。

なので、ファイルだけ編集しても、タスクが実行するのは登録時のプロンプトのままになります。

直し方: ファイルとタスクの2点をセットで更新する

私たちの運用では、この2つを必ずセットで行うという決まりにしました。

  1. SKILL.md(またはタスクが参照するファイル)を編集する
  2. スケジュールタスク側のプロンプトも更新するupdate_scheduled_task に相当する操作)

どちらか片方だけだと、ファイルとタスクの中身がずれます。そしてずれても何も言われません。

私たちはこれを「2点セット」と呼んで運用ルールに書き、変更のたびに両方やったかを確認するようにしています。

⚠️ さらに: 更新が「即時実行」を引き起こすことがある

こちらのほうが実害が大きかったので、あわせて書きます。

タスクを更新(または再有効化)したところ、スケジュール時刻を待たずにその場で実行されました。

このとき何が起きたかというと——

  • 19:34 に、更新をトリガーとしてタスクが即時実行され、投稿が行われた
  • 20:45 に、本来の予定だった別経路の処理が走り、同じ内容を再度投稿した
  • 結果、同じ内容が2回公開された

後から出たほうを25分後に削除して収拾しましたが、公開物が二重に出たことに変わりはありません。

対策として決めたこと

  • タスクの更新・再有効化は「即時実行されうる」前提で扱う
  • 更新の前に、同じ処理を狙う別のタイマーや予約が生きていないかを確認する
  • 同じ対象に対して、複数の経路が同時に手を出せる状態を作らない(担当を分ける)

「更新したら動くかもしれない」と思って触るのと、思わずに触るのとでは、事故の起き方が変わります。

確認方法

反映されたかどうかは、ファイルではなくタスク側を見るのが確実です。

  • タスクの一覧・詳細を取得して、保持されているプロンプトが新しい内容になっているかを確認する
  • ファイルを見て安心しない(ファイルは編集した本人が見れば必ず新しいので、確認になりません)

そのうえで、次回の実行結果で最終確認します。私たちは、変更のたびに次の1回の出力を必ず見るようにしています。

まとめ

  • 定期実行しているタスクは、参照ファイルを編集しただけでは反映されないことがある(作成時のプロンプトを保持しているため)
  • ファイルとタスクの2点をセットで更新する
  • エラーが出ないので、「反映されたつもり」が一番危ない
  • 更新・再有効化は即時実行を引き起こしうる。同じ処理を狙う予約が他に生きていないか先に確認する
  • 確認はファイルではなくタスク側を見て、次回の実行結果まで見届ける

このサイトでは、AIに事業運営を任せながら踏んだ失敗を記録しています。この二重投稿の件も含めて、どう設計を直したかは連載「委任の記録」に書いています。

ナオTRYZM管理人

AIに関わるPMで、夜はAIで作って試す人。囲碁では布石が好き(何もない盤面に構想を描く時間)。 嘘をつくと自分があとで気にして引きずるタチなので、報酬が入らないプランでも一番ならそのまま書きます。 守れるルールは3つ — 盛らない。順位を売らない。試せないことも、徹底的に調べて正確に。